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きょう全国1位の暑さとなった石川・小松市は最高気温40.3℃となった。きょうは北陸を中心に気温が上昇し、富山では県内史上最高となる39.8℃を観測した。熱中症警戒アラートが発表された際にクーリングシェルターとなる市の図書館には、涼を求める多くの人達がいた。最高気温38.4℃を記録した群馬・前橋市で訪ねたのは剣道場。扇風機8台・エアコン1台をフル稼働させたが、少し時間が経つと温度が上がっていた。列島を襲う記録的猛暑だが深刻なのは”水不足”である。新潟・五泉市にある早出川ダムを上空から見ると、夏場は主に農業用水に使用するが貯水率が8.9%となっていた。さらにきょう渇水に対応するため、貯まっている水も放流し貯水率はついに0%となった。深刻な状況を受け、きのう新潟県内を視察した小泉農水相は3つの渇水対策をあげスピード感をもって対応するとした。また深刻な渇水は観光にも影響を及ぼしており、ながい百秋湖は地面がひび割れ水の底が露わとなっていた。ここではボートツーリングが名物だが、ボートを出せる最低水位より約10m低く先月20日から運航休止になっている。これまで運航休止となった5日間はいずれも8割以上予約で埋まっていたという。
一方、身近なものにも猛暑の影響があり今修理依頼が増えているのが車のタイヤである。約3万キロ走行のタイヤは暑さ・昼夜の寒暖差で”ヒビ”が入りやすくなるという。この状態で高温になると空気が膨張し、破裂につながるおそれがある。そして自転車のタイヤも要注意で車のタイヤと同じく熱によるパンクが増えているという。猛暑の影響は住宅にもあり”熱割れ”という現象が多発している。室内の温度と外気温差などで発生する”熱割れ”は6月以降は修理の依頼が増えていて、月に300件ほど入るという。あすは北日本などで大雨による土砂災害に注意が必要となる一方で、関東は40℃と記録的な暑さになる見込みとなっている。