物議 トランプ次期大統領 上映阻止に動いた“問題作”

2025年1月17日放送 9:06 - 9:15 フジテレビ
めざまし8 ニュース 9時またぎ

きょうのテーマは「トランプ氏が上映阻止に動いた問題作とは?」。映画「アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方」は成功を夢見る若き日のトランプ氏が伝説の弁護士と出会い成り上がるまでの物語。ドナルド・トランプ役はセエバスチャン・スタン、弁護士・ロイ・コーン役はジェレミー・ストロング。1983年のトランプタワー完成時のドナルド・トランプとロイ・コーンのシーンなどを紹介。アリ・アッバシ監督はさまざまな問題作を発表、これまでに多くの作品がカンヌ国際映画祭に出品。脚本・ガブリエル・シャーマンは政治ジャーナリストとして長い間活躍していたトランプ氏を20年以上取材。トランプ氏が上映阻止に動いたが、去年5月カンヌ国際映画祭で世界初上映。トランプ陣営は「偽りの映画製作者が作った嘘にまみれた内容の映画を訴えるつもりだ。“このゴミは全くのフィクション”。ハリウッドのエリートたちが選挙の邪魔をしている」とコメントした。
映画「アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方」は1970年代、元々弱気で繊細な青年だった20代の実業家・ドナルド・トランプ氏が悪名高き伝説の弁護士・ロイ・コーン氏と出会って想像を超える怪物へと変貌を遂げる姿が描かれている。若きトランプ氏は父親の不動産会社で副社長を務めていたが、黒人の入居を拒んだとして政府から訴えられる。破産寸前まで追い込まれ助けを求めたのがロイ・コーン氏。ロイ・コーン氏は大物顧客を抱え数々の訴訟で無敗を誇る人物。ただ悪徳弁護士とも批判されていた人物。このロイ・コーン氏からの教え、メンターをトランプ氏は色濃く引き継いで現在のようになっていく姿を描いている。トランプ氏を変貌させた悪名高き辣腕弁護士・ロイ・コーン氏の勝つための3つのルール。(1)「攻撃攻撃攻撃」自分の敵となるならば行政が相手でも攻撃を仕掛けて勝利しろ。(2)「非を絶対認めるな」自分の責任を認めず全否定しろ。(3)勝利を主張し続けろ」決して負けを認めるな。実際のトランプ氏の行動にもそれが現れている。20024年の大統領選でバイデン大統領とハリス副大統領を徹底的に攻撃。差別的発言を批判したメディアを「フェイクニュース」と呼び自分の非を認めなかった。2020年の大統領選で敗北を認めず不正選挙だったと主張。唐木さんは「味方にいたら心強いとは思う」などとコメントした。


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