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カタール外交に詳しいジョージタウン大学カタール校のメーラン・カムラバ教授は「カタール周辺にはサウジアラビア・イラン・イラク・イスラエルがあり不安定です。小国カタールはピースメーカーを目指してきました。生存努力として、できる限り多くの友人を持つ外交を目指し、アメリカとの強固で密接な安全保障と軍事関係の確立をしました。カタールにハマスがいることは、アメリカが目を行き渡らせることができるというメリットがあります。カタールは、仲介外交で存在感を示し、次の仲介につなげることができます。しかし、両者の溝を埋めることができるのはイスラエルに軍事支援をしているアメリカだけなので、アメリカに交渉のテーブルについてもらうことが重要です」などと話した。ニューヨーク・タイムズは、アメリカ高官の話として、バイデン大統領がカタールのタミム首長とエジプトのシシ大統領に書簡を送り、ハマスに交渉進展に向け圧力をかけるよう求めたという。