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米軍普天間基地の沖縄・名護市辺野古への移設を巡り国はことし1月、軟弱地盤のある大浦湾側の区域で代執行に伴う工事に着手し海への石材の投入などを続けている。沖縄防衛局は沖縄本島北部で石材の採掘を行う一方、新たな調達先として鹿児島県の奄美大島とうるま市の宮城島で環境調査を行ってきた。これについて防衛局がきょう午前9時前、に宮城島の鉱山から石材などの搬出を始めたことが関係者への取材で分かった。移設工事に対する抗議活動が続く中、石材の採掘についても反対が根強く、ことし6月には名護市の安和桟橋付近で石材を運ぶダンプカーに警備員の男性と抗議活動をしていた女性が巻き込まれ男性が死亡、女性が大けがをする事故が起きている。今後、宮城島からの搬出についても反発が強まる可能性があり、防衛局は警備態勢について警察などと協議している。国は今月8日、軟弱地盤に直接くいを打ち込む地盤改良工事の事業者を決めるための入札を始めるなど工事がより一層、本格化している。