報道ステーション (ニュース)
鹿児島県で記録的な大雨をもたらした台風12号。1日経って水が引いた付近の住宅街も昨日は住宅の1階の窓のすぐ近くまで水が迫っていた。周辺では複数の住民が建物の2階に避難し救助を待っていた。60代の女性は昨日夕方、車を運転中に突然の大雨に見舞われた。なんとか脱出できた女性は近くの建物の柱に捕まり2時間半救助を待ったという、その後、低体温症の疑いで病院に搬送されたが命に別条はなく今日、退院できた。一方、今日も避難指示が出ている姶良市で先日別の大雨で崩落した中田橋の近くにある小学校は水道工事などを優先したため流木などがまだうず高く積まれていた。校庭にあった体育倉庫もまだ手付かずのままだという。取材中にも再び雨が降ってきた。さらに深刻な被害に遭ったのが放課後、30人ほどが利用している児童クラブ。橋の崩落で児童の通学時間も大幅に延びた。現在は少し離れたところにある記念館の建物を応急的に活用しているという。小学校の校長は「どうにか9月1日に照準をしぼって復旧を進めたい」と話していた。
