スーパーJチャンネル 追跡
連日多くの来場者で賑わう大阪・関西万博で続出した体調不良者や迷子。来場者の安全を守るスタッフたちを追跡。4月から大阪・夢洲で開催されている大阪・関西万博。一般の来場者数が累計で1600万人を超え、連日大混雑。万博会場で目を光らせているのが巡回スタッフ。東京ドーム約33個分の会場を2人1組で歩いて見回り、何かあればリーダーに報告。常に連携をとりながらけが人や迷子などのトラブルに対応。会場の東側と西側に分かれ、総勢73人で巡回。午前9時、来場者たちが開場と同時にお目当てのパビリオンを目指して一目散。この日、会場は暑さ指数が35℃を超え厳しい暑さに。そんな中、人気のパビリオンには長蛇の列ができていた。炎天下で長時間待っていると熱中症のリスクが高まる。体調不良の人がいないか、注意して見回る。午前11時ごろ、ベンチでぐったりとした女性が氷で首を冷やしていたため、スタッフがすかさず声をかけに向かった。女性の意識ははっきりとし自力で歩けるとのことで、スタッフは冷房の効いた休憩所を案内。再び体調不良者の情報が入った。現場まで約500mを関係者用通路を使い、最短ルートで急行する。団体休憩所に家族にうちわであおがれる男の子の姿があった。男の子は頭痛とめまいなど熱中症の症状を訴えていたため、診療所への搬送を警備隊に依頼。男の子は車椅子で診療所へ搬送され、手当てを受けた。
