列島ニュース (福岡局 昼のニュース)
交通事故による渋滞を緩和しようと、福岡県警察が事故現場を通行止めせずに短時間で現場の図面が作成できる移動式の測量システムを新たに導入した。新たに導入されたMMS「モービルマッピングシステム」は、車に取り付けたカメラや記録装置により、交通事故現場の見取り図作成に必要な3Dデータを走りながら測量できる。走行しながら撮影した映像は車内のモニターに表示され、その後は走った道路を上空から見た1000分の1縮尺の図面が自動で作成される。警察によると、交通事故が起きた際、これまでは道路を通行止めにするなどして数時間かけて行っていた測量の作業が、この装置を使えば通行止めせずに数十分で完了でき、事故に伴う道路渋滞の緩和が見込まれるほか、測量データをもとに見取り図を作成する作業も大幅に短縮できるという。