国際報道 SPOT LIGHT INTERNATIONAL
太平洋戦争の発端となった旧日本軍の真珠湾攻撃から83年。今月7日ハワイの真珠湾では追悼式典が開かれた。攻撃で亡くなった約2400人のうち約半数は沈没した戦艦「アリゾナ」の乗組員だった。式典に参加した遺族の一人、テリー・マン・ワイアットさんの大伯父はアリゾナの乗組員だったが今もその遺体は見つかっていない。遺体の多くは海の底に沈んでいるため調査は難航し、アリゾナの乗組員のうち身元特定は100人余に留まっている。去年遺族たちは少しでも身元の解明を進めたいと「オペレーション85」と名付けた運動を立ち上げた。墓から遺骨を掘り起こし、DNA鑑定を行うためにアリゾナの遺族から鑑定に必要な情報を集めている。これまでに情報は500人余りに増えた。テリーさんも情報を提供し、大伯父の身元が解明することを待ち望んでいる。