- 出演者
- 栗原望 油井秀樹 酒井美帆
オープニング映像が流れ、酒井美帆キャスターらが挨拶した。
「大統領周辺の捜査が加速」などのラインナップが流れた。
アサド政権崩壊を受けシリアにおけるロシアの影響力の低下が指摘されている。一方アフリカでは逆にロシアの影響力が高まるのではないかと言われている動きが起きている。アフリカのチャドではフランスがイスラム過激派対策として部隊を派遣し駐留を続けて来たが今回撤退を余儀なくされた。チャドのデビ大統領はフランスとの防衛協力協定を破棄すると発表した。こうしたフランス軍の撤退は西アフリカの国々で相次いでいる。フランス軍が撤退した一方ロシアと接近している。
きのうノルウェー・オスロで行われた日本被団協へのノーベル平和賞授賞式、式典にはブラジルに住む被爆者も出席した。これに先立ちブラジル・サンパウロではコンサートが開かれた。「イパネマの娘」などを書いた詩人ヴィニシウス・デ・モラエスは第二次世界大戦中から外交官として勤務するなか広島への原爆投下を知り衝撃を受けた。自らの作品の中で大切なものを「バラ」と表現することが多かったヴィニシウスがその後書き上げた詩では膨れ上がる原爆雲をあえてバラに例え、愛からかけ離れたものとして批判した。詩集発行から約20年、この詩を目にした音楽家ジェルソン・コンラッドさんにより「ヒロシマのバラ」が歌となった。歌が発表された70年代はブラジルで軍事政権が続いて表現への検閲も行われるなかこの歌は人々に広がった。あれから半世紀、今も多くの人に歌い継がれている。この歌が持つ力に期待を寄せているブラジルの被爆者渡辺淳子さん。2歳で広島で被爆し移住後南米に住む被爆者の支援をしてきた。活動30周年を記念した冊子では原爆で失われたバラを再び咲かせる平和への願いが込められている。ブラジルで生まれた歌は広島で語り継がれている。コンサートを企画した堀江さんはブラジルで音楽を教える広島大学大学院の研究生パウラさんとともに歌っている。
アメリカ・コロラド州で行われた宝探し。ミラクルマンと名乗る男性が7月以降、あちこちに現金を隠し、見つけた人にあげている。隠し場所のヒントは、SNSに投稿。11年前、15分間の心肺停止状態から奇跡的に生還したことがきっかけだったという。これまでに分け与えたのは1万ドル以上。
韓国・ソウルにある名門芸術高校は、芸能科やファッションモデル科など6つの科からなり、数多くのK-POPスターを輩出。教員はそれぞれの分野の専門家が務め、卒業前にデビューする生徒もいる。
アメリカ・ニューヨーク州の住宅の庭に、巨大なサンタクロースが出現。高さ13m近くで、45万円余かかったという。
建国以来急速な発展を続けてきたシンガポールは今や世界競争力ランキング2024で1位となっている。その成功の代償といえる「燃え尽き症候群」がこの国の労働者を襲っている。シンガポールの労働者の67%が「燃え尽き症候群」を感じると答えている。シンガポールに住むチェンシャオチュンさん(38)は今年2月「燃え尽き症候群」に襲われたことをきっかけに失職。大手IT企業の営業部門に8年勤めたが異変が始まったのはコロナ禍だった。オンラインサービスの需要が急増し仕事が大幅に増加。コロナ禍明けにはオンラインサービスの仕事は減少。競争が激化しチェンさんの会社でも人員削減が始まった。解雇になる恐れから長時間労働が常態化した。そうした状況が数か月続きチェンさんは自分が「燃え尽き症候群」におそわれていると気づいたという。食欲不振や不眠の症状が出て、同僚が心配するほどパフォーマンスが低下し、今年2月解雇が言い渡された。シンガポールカウンセリングセンターのジョンリム氏は「燃え尽き症候群」の根底にあるのはシンガポールならではの競争社会だと指摘。国土が狭く天然資源を持たないシンガポールでは、国を発展させるため初代首相のリークァンユー氏は、「能力主義」を重視。競争に勝ち残り高収入を得ることがシンガポール式の成功とされ、子どもたちは幼少期から苛烈な学歴競争に晒される。精神的な問題を口にすることは弱いとみなされる文化が根強く、周囲に弱音を打ち明けにくいと言われている。コロナ禍で精神的に追い込まれる人が増え、2020年には自殺者が過去8年で最多の452人にのぼった。コロナ後、企業での人員削減や、インフレによる物価高騰があり、労働者のメンタル不調が社会問題として浮かび上がった。シンガポール政府はメンタルヘルス対策は国家の優先課題として、今年2月にはウォン副首相(現首相)が成功のあり方について、人生で何を成功と考えるかという意識を変える必要がある、終わりなき競争に巻き込まれ社会を悪化させるべきではないなどと異例のメッセージを発した。従業員230人の中堅食品卸会社では去年12月、従業員を最優先に考える方針を決め、社内ルールを大幅に見直し、毎月のようにメンタルヘルスの講習会を開催している。コロナ後、会社を辞める人が後を絶たなかったことが背景にある。週に1度、ランチを社員が手作りし、一緒に食べることで、社員同士のつながりを深め、悩みを打ち明けやすい環境を作ろうとしている。取り組みを始めて1年、この半年の売り上げは去年と比べ約4割増加したという。
白水康大は、この国の経済発展はシンガポールの奇跡とも呼ばれる驚異的なものだったが、成し遂げるために人間に負荷をかけ続けてきたのだと思うなどと話した。
ウォン首相は今年8月の姿勢方針演説のなかで政策や国民意識について大幅なリセットが必要だと発言し、メンタルヘルスサービスにアクセスしやすいよう専門職を増やしたり窓口を増やしたりするなど国家戦略としてハード面を強化するのと同時に国民にもメンタルヘルスへの意識を変えるよう訴えている。一方、競争・努力・成長という言葉も使った。
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太平洋戦争の発端となった旧日本軍の真珠湾攻撃から83年。今月7日ハワイの真珠湾では追悼式典が開かれた。攻撃で亡くなった約2400人のうち約半数は沈没した戦艦「アリゾナ」の乗組員だった。式典に参加した遺族の一人、テリー・マン・ワイアットさんの大伯父はアリゾナの乗組員だったが今もその遺体は見つかっていない。遺体の多くは海の底に沈んでいるため調査は難航し、アリゾナの乗組員のうち身元特定は100人余に留まっている。去年遺族たちは少しでも身元の解明を進めたいと「オペレーション85」と名付けた運動を立ち上げた。墓から遺骨を掘り起こし、DNA鑑定を行うためにアリゾナの遺族から鑑定に必要な情報を集めている。これまでに情報は500人余りに増えた。テリーさんも情報を提供し、大伯父の身元が解明することを待ち望んでいる。
27日の国際報道は、選挙イヤーとなった2024年を振り返り民主主義の行方について議論する。アンケートフォームから意見を待っている。
あすは、アジアで強まるロシアの核の圧力について。活動が活発化している実態がわかってきた。
油井秀樹キャスターらがエンディングの挨拶。
NHK歳末たすけあい・NHK海外たすけあいの告知。
「プレミアムシネマ」の番組宣伝。
「The Covers」の番組宣伝。