知っておきたい! 冬の高血圧対策

2024年12月17日放送 12:20 - 12:27 NHK総合
みみより!解説 (みみより!解説)

冬に血圧が高くなる理由の一つに冬は腎臓の働きの変化で塩分をため込みやすくなることが挙げられる。日本高血圧学会の減塩栄養委員会・日下医院・日下美穂院長によると、おせち料理には塩分が多いものもあるので、控えめにしてほしいとのことだった。食事で最近、特に注目されているのがカリウム。カリウムには、体から塩分を排出する働きがあって血圧を下げる効果が期待される。カリウムは野菜や海藻などに多く含まれる。腎臓に病気がある人や機能が低下している人はカリウムの摂取が悪化につながることもあるので医師とよく相談をしてほしい。40代から60代にかけての中年期の高血圧対策が重要。高血圧の定義は上は140以上だが、脳卒中や心筋梗塞のリスクを考えて決められている。しかし中年の場合は120から少し高くなっただけでもリスクが1.77倍になるというデータもある。まずは生活習慣を見直すことが大事。保険適用になっているアプリ(高血圧治療補助アプリ)を紹介。高血圧と診断された人に対して医師が薬のように処方するもので、処方がないと使えないようになっている。データは医師と共有される。このアプリを使った患者200人余りのデータでは3か月の使用で血圧が平均8.8下がった。まずできることから始めていただきたい。


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