モーサテ プロの眼
北野一さんの解説。石破ショックの前の高市トレードも含めてマーケットは過剰反応していると思うと話し、アベノミクス時代を通しての円安株高という思いがあまりにもマーケットは強くてそれを継承するというと期待して買う、そうじゃなかったというと失望して売るとチェックする必要があると伝える。円安で株高が成立するか否かというのは日本の条件だけではなく米国の株と金利の関係がどうなっているかも見なくてはいけないにもかかわらず全部すっとばし円安だったら株高だと反応しているのはやっぱり過剰だろうといい3年前の今頃、岸田首相が金融所得課税強化を打ち出して株が下がった。でもあの週の株の下がり方を見てみると日本株以上に韓国のコスピの方が下がっていた。今と同じように休んでいる中国に対する懸念というのがあったので日本株安をそのまま金融所得課税に対する懸念というふうに受け止めるのも行き過ぎではないか。また岸田政権の時代から1億円の壁の是正を目指して最低負担率の導入というのは決まっている。石破氏自身もiDeCoやNISAの税を強化することは毛頭考えていないと発言している。今、日本が考えているのは税の公平化ということ、その方向性自身は変わってないのではないか。自民党自身がまさにその真実を語り、協議し決断するというカルチャー、これを身をもって示してくれることによってそれが日本全般に伝播していけば、生産性の向上に資する、こういうことを石破さんには期待したいなどと解説をした。