首都圏ネットワーク （ニュース）
衆院選の神奈川20区は今回の区割り変更で新たに設けられた選挙区。県中央部の相模原市南区と座間市で構成されている。電車でおよそ1時間で東京の都心にアクセスできベッドタウンが広がっている。自民党、立憲民主党、日本維新の会の3人が議席を争っている。自民党の甘利明候補はこれまで13期連続で衆議院議員を務め自民党の幹事長や経済産業大臣などを歴任した。前回は小選挙区で敗北、奪還を目指す今回は数十年ぶりに初日からしっかり選挙区に入り新人のつもりで活動している。地元の県議会議員や市議会議員を中心に組織固めを進めている。政治生活の集大成として経済を活性化させ持続的な賃上げを実現すると訴えている。対する立憲民主党の新人、大塚小百合候補は長年、高齢者の介護や福祉に携わり、介護施設の運営法人で役員を務めている。女性の声をより多く政治に届けたいと訴え、先輩の議員も応援に駆けつけた。7歳と9歳の娘を育てている大塚候補にとって、子どもがくれる応援の手紙が力になっている。選挙区をくまなく回り子育てや介護の現場の声を国政に届けたいと訴えている。日本維新の会の新人、金子洋一候補は経済企画庁や国際機関でも働いていたエコノミストで参議院議員を2期務めた経験がある。地元の経営者から悩みや要望を丁寧に聞き取り政策に生かそうと心がけている。エコノミストとして政府に多くの政策を提言してきたという金子候補は消費税の減税や物価高騰対策を充実させ、生活を豊かにしたいと訴えている。衆議院選挙は今月27日に投票が行われる。