有吉のお金発見 突撃!カネオくん (有吉のお金発見 突撃!カネオくん)
神奈川県相模原市のガラス工場では光学ガラスが作られている。原料を混ぜ合わせた粉を溶解炉に投入。炉の中から容器を取り出し風を当てて冷やす。光学ガラスは普通のガラスと違い大きく見えることが必要。作ったガラスを砕いて溶かしまた固める。
建物や乗り物の窓ガラスなど板ガラスは至る所に使われている。千葉県市原市の工場では幅4m長さ200m以上の巨大な一枚もののガラスが作られている。衝撃を与え必要なサイズに切り出す。強化ガラスは通常のガラスより3倍~5倍ほどの強度がある。約650℃まで加熱し一気に冷やすと強度がアップし、学校の窓やビルのドア、お店のショーウインドーなどで多く使われている。複層ガラスは2枚のガラスからできていて熱の出入りを防ぐ効果がある。合わせガラスはフィルムで破片を吸着し破片による事故を防ぐことができる。住宅の防犯ガラスや自動車のフロントガラス、電車の窓ガラスなどで活躍している。
自動車には高性能ガラスが使われている。ダッシュボードに設置されたディスプレーの光をフロントガラスの内側に投影し速度や道路情報などを映す機能を紹介。通常の合わせガラスでは映像を投影した際に光の反射で二重に見えてしまう恐れがある。屋根の窓は一瞬でくもりガラスになる。
滋賀県東近江市のガラス製造メーカーはガラス繊維を作っている。ガラス繊維を混ぜた樹脂製のボルトの重量は金属製の約1/5。自動車やスマートフォンの部品などに使用されている。溶解炉で熱したガラスを小さな穴を通して上から落とし巻き取って繊維状にする。