ダーウィンが来た! 空前絶後!シーラカンス大調査
調査は残り4日、今度は狩りの様子を観察する。シーラカンスの狩りはこれまで誰も確認していないという。ここで岩田さんは魚の匂いをさせてシーラカンスをおびき寄せる。しかしシーラカンスは反応を見せない。続いては無人の探査機で長時間撮影し狩りの様子を捉えようと試みる。洞窟の眼の前に定点観測カメラを設置。小さなハダカイワシが光に引き寄せられる。ここでシーラカンスは素早く口を開けた。これは狩りなのか、ケリー・シンク博士は電気受容器を使って狩りをしようとしているのではと仮説をたてた。シーラカンスもサメなどと同様に電気受容器を持っている。そこで電気に反応をするのかを確認する。魚のような微弱な電気を発する機会を使用するとシーラカンスは反応を見せる。岩田さんはシーラカンスにとって電気受容器はかなり重要な器官なのだと判断したという。
2週間の調査は終了。今回は17匹ほどのシーラカンスを確認したが、2009年に確認した個体と同じと考えられるものを見つけることができたという。岩田さんは「シーラカンスの細かい表情、目の動きなどが見えて共通の祖先からでていたことを感じさせる、わかればわかるほど新たにわからないことが増えもっと知りたいことが出てきた」と語った。