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オープニング映像。4億年前から姿を変えていないシーラカンスを最新鋭の設備で撮影に挑む。
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- シーラカンス
今回訪れたのは赤道直下の国インドネシアのスラウェシ島。ここはアフリカと並ぶシーラカンスの数少ない生息地となっている。今回は最新鋭の調査船「オーシャンエクスプローラー号」を使用。乗船する岩田雅光さんはシーラカンスの研究を20年以上行っている。通常は無人探査機を使用しているが、今回は友人探査機を使用するということで直に見ることができる。さらに南アフリカで20年以上シーラカンスの研究を行うケリー・シンク博士も参加。2人は別々の潜水艇で調査開始。
水深200mを越え、光の届かない場所へ到達する潜水艇。光を照射し、シーラカンスの眼が光るのを探す。一方ケリー・シンク博士はシーラカンスの餌となる個体を見つけるも支持体は見つからず。調査開始3日眼、気になる岩を岩田さんが見つける。隙間にシーラカンスを見つけた岩田さん。大きさは1mを越えていそう。周辺も合わせて探すと他の場所でも発見に成功。ケリー・シンク博士が発見した場所は潜水艇でも近づくことができる。シーラカンスののヒレは全部で10、しかも腕のような肉鰭というヒレを持ち、これが複雑な動きを可能にした。これは哺乳類の腕のような構造で、生き物が陸上に進出した手がかりになると考えられている。
シーラカンスの生活を24時間体制で観察。16時間経過しても動かない。寿命は100年ほどだというシーラカンスはこうした省エネで生きているという。観察を続けるとビッグママと名付けたシーラカンスが動き始める。50分ほど経過すると岩のくぼみに隠れるビッグママ、そこには8匹のシーラカンスが群れを作っていた。これまでは単独で生活すると考えられていたため、大発見となった。この洞窟を拠点とすることに。ビッグママは姿勢を変えて異性を呼び寄せるアクションを行う。別の日にはビッグママの腹に頭をすりつけるシーラカンスを確認。さらに他の個体がビッグママを追いかける。この場所では稚魚も確認されているという。
調査は残り4日、今度は狩りの様子を観察する。シーラカンスの狩りはこれまで誰も確認していないという。ここで岩田さんは魚の匂いをさせてシーラカンスをおびき寄せる。しかしシーラカンスは反応を見せない。続いては無人の探査機で長時間撮影し狩りの様子を捉えようと試みる。洞窟の眼の前に定点観測カメラを設置。小さなハダカイワシが光に引き寄せられる。ここでシーラカンスは素早く口を開けた。これは狩りなのか、ケリー・シンク博士は電気受容器を使って狩りをしようとしているのではと仮説をたてた。シーラカンスもサメなどと同様に電気受容器を持っている。そこで電気に反応をするのかを確認する。魚のような微弱な電気を発する機会を使用するとシーラカンスは反応を見せる。岩田さんはシーラカンスにとって電気受容器はかなり重要な器官なのだと判断したという。
2週間の調査は終了。今回は17匹ほどのシーラカンスを確認したが、2009年に確認した個体と同じと考えられるものを見つけることができたという。岩田さんは「シーラカンスの細かい表情、目の動きなどが見えて共通の祖先からでていたことを感じさせる、わかればわかるほど新たにわからないことが増えもっと知りたいことが出てきた」と語った。
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