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今回は紹介するのは「テリジノサウルス」。恐竜界No.1、長さ1mにも達する巨大な爪をもった恐竜。でも爪の使い方が謎だという。見つかった化石は腕などごく一部なので、姿も謎のまま。ところが、日本からその正体に迫るカギが次々に見つかっている。テリジノサウルスの正体に迫る。
テリジノサウルスが見つかった場所はモンゴルのゴビ砂漠。約6600年前、モンゴルにはかつて恐竜たちの世界が会ったことが分かってきた。スタッフはテリジノサウルスの化石をみるため、ウランバートルを訪れた。案内してくれたのはツォクトバートル博士。テリジノサウルスの最大の特徴は指先の骨。指先の骨は50cm以上。この骨を覆うようにツメが伸びていてその長さは1m近くにも達したと見られている。これは恐竜界でも断トツの長さだという。長い爪でなにをしてきたのか様々な説がある。1つめは肉食説。爪で獲物を倒し食べていた説。2つ目はアリクイ説。長い爪で蟻塚を崩し食べていた説。他にも木を切って食べていた説などがある。テリジノサウルスは獣脚類に分類される。獣脚類はティラノサウルスやマイプなど肉食恐竜が属しているグループ。小林快次博士協力のもとテリジノサウルスをCGで再現した。全長は約10m。恐竜化石の多くは頭や尻尾の一部など部分でしか見つからない。姿を復元するには仲間の体を参考にするしかないのが実情。デイノケイルスは腕しか見つかってない時は、いろんな想像をしていた。小林快次のチームがデイノケイルスの全身骨格を発見。そうすると想像していた以上に変わった恐竜だったことが判明した。
小林さんらのチームはテリジノサウルス類のさらなる謎を解き明かす重要な化石も発見している。その化石はテリジノサウルス類の巣と考えられている化石だった。調査の結果子孫を残す独特の方法が明らかになった。15個見つかった巣の内、少なくとも9個の巣で孵化した形跡が見られた。高い孵化率を維持するには、親が卵を守っていたということが考えられる。卵は腐葉土の中に産み付けられていることも分かっている。これは現在の鳥、ツカツクリにもみられる方法だった。
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ツメの使い方のカギとなるのが、2000年に北海道中川町で見つかった恐竜の化石。その化石を調べた結果新種のテリジノサウルス類と判明。2022年、パラリテリジノサウルスと名付けられた。パラリテリジノサウルスの復元した姿を紹介。全長は3m程。パラリテリジノサウルスは約8000万年前に生きていた。ツメは植物を引き寄せるのに使っていたという。テリジノサウルスが植物食だということを示す手がかりは仲間の化石からも見つかっていた。ノスロニクスのでっぷりとしたお腹は葉っぱを食べるテングサルのお腹にそっくりだった。モンゴルのテリジノサウルスは内陸の地層で見つかったがパラリテリジノサウルスは海の地層から見つかった。海辺で暮らしていたと考えられる。どんな生活をしていたか、CGで紹介した。パラリテリジノサウルスは熊手のような手で海藻をかき集め食べていた可能性がある。さらに肉食恐竜から守るためにもツメを使っていたと考えられている。
福井県でテリジノサウルスのご先祖様が見つかったという。その恐竜がフクイベナートルだった。全身の7割もの骨が見つかった。復元した姿を紹介。全長は2.2mほど。いまから1億2000万年前ごろに生きていたという。フクイベナートルは歯の形に肉食と植物食の特徴が入り混じっていて雑食だということが分かった。
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