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アメリカと中国の貿易摩擦が激しさを増す中、アメリカのベッセント財務長官とグリア通商代表が今月10日と11日にスイスで中国側の代表と経済や貿易問題について協議することになった。アメリカの財務省とUSTR=アメリカ通商代表部の発表によりますと、ベッセント長官とグリア代表は今週、スイスを訪れる。2人はスイスのケラーズッター大統領と会談し、トランプ政権が発動した相互関税などについて協議するほか、滞在中、中国側の代表と会談し、経済や貿易問題について協議する。ベッセント長官によると、中国側との協議は10日と11日に行われるという。ベッセント財務長官は6日、FOXニュースの番組に出演し、スイスで行う中国側との協議について「まずは話し合うことで合意した。私の感覚では前に進むためには緊張を緩和する必要がある」と述べた。一方、中国外務省は、経済政策を統括する何立峰副首相が今月9日から12日までスイスを訪問し、中国側の責任者として、アメリカのベッセント財務長官と会談を行う予定だと発表した。これについて、中国商務省の報道官は、コメントを発表し「アメリカが協議によって問題を解決したいのであれば、一方的な関税措置が自国および世界に与えた深刻な悪影響を直視し、誤ったやり方を正し、平等な協議を通じて双方の懸念を解決するべきだ」としている。中国人民銀行の潘功勝総裁は、短期の金利を1.5パーセントから1.4パーセントに引き下げる方針だとい明らかにした。追加の金融緩和で企業の資金繰りなどを支援。景気を下支えする狙いかとみられる。