news zero NNN戦後80年プロジェクト いまを、戦前にさせない
きょうは終戦の日。戦後80年、全国戦没者追悼式の参列者は戦争を知らない世代が初めて半数を超えた。今年、天皇陛下のお言葉には新たに「戦中・戦後の苦難を今後とも語り継ぎ」という文言が加えられた。言葉の変化は、石破総理からも。「反省」の言葉を総理大臣が使った式辞は、2012年以来13年ぶり。今年は戦没者の遺族3358人が参列。最年長は兵士だった兄を戦争で亡くした98歳の長屋昭次さん。長屋さんは「やっぱりここにきて靖国神社にいくこと、追悼式に出ることが私の使命だと思って」などと話した。全国戦没者追悼式の参列者は戦争を知らない世代が初めて半数を超え、最年少の片山純矢くん(3)は戦没者の玄孫にあたる。曾祖母の伊藤早苗さんは、大きいおじいちゃんが戦争でなくなったのよって話をしたと語っていた。少しずつ平和への願いが次の世代に語り継がれている。東京都戦没者追悼式では、今年初めて中高生が招待された。中学3年生の立川那由多さんは「そして私たちから未来の子どもたちへ平和の大切さを伝えていく それが戦争を知らない私たちの責任です」などと誓いの言葉を伝えた。広島市の平和公園での集会に参加した高校1年生、河田実桜さんは「広島に住む私たちこそ記録と記憶に向き合っていくべきではないか」と呼びかけた。記憶は次の世代へ。