ウェークアップ (ニュース)
東京都知事選挙の最終盤を取材。3期目を狙う東京都知事(無所属、現職)・小池百合子氏、元安芸高田市長(無所属、新人)・石丸伸二氏、元航空幕僚長(無所属、新人)などの演説の様子。田母神俊雄氏の脇を固めるのはデヴィ夫人などの著名人。前参院議員(無所属、新人)・蓮舫氏の演説に駆けつけたのは立憲民主党の野田元首相と共産党の志位議長。法政大学大学院・白鳥浩教授は、過去の選挙とは違う特徴があると指摘する。合計特殊出生率が全国で唯一1を下回り、過去最低を更新した東京都。候補者討論会でも、この問題が議題に上がった。早稲田大学マニフェスト研究所の中村健事務局長は、少子化対策について、効果が余り出ていない対策だったにも関わらず現状の延長線上の政策しかでてきていないという印象、などと語った。8割以上が女性のIT企業・コクーで話を聞くと、未婚30代の都民は子どもが育っていく過程にも安心感がないと産むという決断ができない、と話していた。子どもを生んだ先の未来の不安を取り除く政策が今求められている。
今回の選挙戦の特徴は、SNSを駆使したアピール合戦。現職で公務を優先する小池氏は、AIゆりこが本人に代わってSNS上で実績を発信。蓮舫氏は若者の集会に参加。田母神氏も若い世代と積極的に交流し、知名度の高い著名人と二人三脚で票を掘り起こす。期日前投票者数は、先月30日までの中間状況で、前回の約1.15倍と関心の高さがうかがえる。都知事選立候補者の一覧。東京都知事選挙は、あす投開票。法政大学大学院・白鳥浩教授は、無党派層を制する者が都知事選を制すると言ってもいい、などと語った。デヴィ夫人は、誇り高く自信をもった日本人を育てて欲しい、と話していた。