背景 アメリカ留学生激減で”異変” 経営に影響 天井に穴

2025年9月19日放送 16:35 - 16:40 TBS
Nスタ (ニュース)

トランプ大統領と習近平国家主席が今日にも電話会談を行う見通し。貿易が主なテーマだが、重要な交渉カードとなりそうなのが留学生問題。米・ミズーリ州にあるセントラル・ミズーリ大学は新学期が始まったばかりだが、留学生の数が大きく減った。1年前と比べると6割減少。理由は、不法移民対策を進めるトランプ政権が、学生ビザの発給を制限しているため。トランプ大統領は「留学生が多すぎる」と名門大学を批判。日本を始め世界各地の学生がビザの発給を受けられない事態となった。そしてこの秋、アメリカへの留学生は約15万人減少。経済的損失は1兆円にも及ぶと指摘されていて大学経営にも影響を及ぼしている。1920年代に建設された講堂は天井に穴が空いている。工事が完了できるのは、当初の予定より3~4年は遅れるという。大学は今、職員の賃金増加をとりやめるなど財政計画の見直しを急いでいる。遠からずアメリカ人学生にもその影響が及ぶことは確実。満額の授業料を支払う留学生が集まるからこそアメリカ人学生への学費が抑えられている。しかしトランプ大統領は、留学生がいるせいで入学できないアメリカ人がいると主張。これは一部の名門大学に限った話だという。そもそも州立州大学にアメリカ人学生の定員はない。地元出身の学生からは「一面的な偏った考え方しかできない」「彼らがもたらす知識も制限されてしまう」といった声が。これらの声が届いたのか、トランプ大統領は先月末、突然中国人留学生をこれまでの2倍以上となる60万人受け入れると表明。ただビザ発給の拡大は中国だけ。米中首脳会談の交渉カードにすぎないという見方もあり、大学サイドからは「どうすれば豊かな教育が実現できるのか考えてほしい」という声が上がっている。


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