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金沢の観光名所、茶屋街。また雪が強くなってきた。人気の観光地も、今日は観光客がまばら。地震と豪雨で甚大な被害を受けた能登では、明日午後6時までの24時間で多いところで平地で40cm、山地で50cmの積雪が予想されている。石川県輪島市では日中、大雪に備えてスーパーで食料品や日用品を買い込む人の姿が多く見られた。住民が大雪への備えを進める一方で、今、頭を悩ませているのがこの融雪装置。道路に埋め込まれたパイプから水をまいて雪を解かす融雪装置。雪国での生活を支える上で欠かせないもの。深刻な液状化の被害を受けた内灘町。地震で水をくみ上げる配管などが破損したため、現在も融雪装置が約5kmにわたって使えなくなっている。町の至るところに置かれた使用不可を伝える看板。そこで暮らす住民は手作業で道路の雪をかき出す。融雪装置が使えないのは内灘町だけではない。同じように地震の影響で、奥能登の4つの市町では、約9割の区間で融雪装置が使えなくなっている。珠洲市などによれば今シーズン中の復旧は難しいそう。(中継)石川県内灘町。道路、地震、液状化、ボランティア、復興に言及。