Nスタ (ニュース)
きのう行われた東京都議会選挙。31議席で第一党に返り咲いた都民ファーストの会。特別顧問の小池百合子都知事は「都民の皆様方の共感を得ることができた」と話した。対象的に自民党は獲得議席数21と過去最低に。裏金問題などの逆風を跳ね返す事ができず第一党から転落。公明党も8回連続達成の「全員当選」実現できず。一方で躍進したのは国民民主党。議席ゼロから一気に9議席を獲得。参政党もゼロ議席を3議席に伸ばした。野党第一党となったのは5議席増やした立憲民主党で17議席。共産党は5議席減らして野党第二党に転落。去年の都知事選で2位となった石丸伸二氏が立ち上げた再生の道は42人擁立も議席獲得ならず。都議選の結果は約1か月後の参院選にも影響。自民党は今回の都議選を参院選の前哨戦と位置づけていただけに今後の選挙戦略の練り直しを迫られている。焦点は物価高対策として公約に掲げた一律2万円などの現金給付。都議選の応援演説でも石破総理は現金給付について支持を訴えた。ただ、党内からは「現金給付が選挙前の弥縫策だと有権者に見透かされた」「給付金の評判が悪いことだけは現場で分かった」との声も。一方で野党は参院選の争点を「物価高対策」に定めて自民党を追い込みたい考え。来月参院選に臨む自民・参院議員からは「反省をいかして早く態勢を立て直して欲しい」との切実な声も。公約の目玉が足を引っ張りかねない状況の中で、石破総理が物価高対策に有効な手を打てるかどうか。