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続投に意欲を見せる石破総理を支える姿勢を強調した小泉農林水産大臣。ただ、自民党内からは退陣論が相次いでいて、石破総理にはいばらの道が待ち受けている。きのう、4時間半にわたって両院議員懇談会が開かれたが、新たに両院議員総会が開かれることがきょう決まった。両院議員総会は党の重要事項を決める意思決定機関。石破総理の早期退陣を求める1人、笹川農水副大臣は「総会がどういう形で終わるのか、執行部の判断がどういうものになるかがポイント」などと述べた。党執行部は、非主流派の議員らの声に押される形で両院議員総会の開催を決定したが、総理周辺は「党の規定では両院議員総会で総理を引きずり下ろすことは出来ない」と強気。一方、当所属の国会議員らの過半数の要求があれば、総裁選を前倒しして実施するリコールが可能。党内の一部には署名集めをする動きもある。両院議員総会の内容次第では総裁選前倒しの動きが加速するかもしれない。過去20年、自民党を与党する政権で総理大臣を務めた人の退陣表明した日を調べると、いずれも8月中旬から9月中旬までの1カ月間に集中。辞める理由はそれぞれ違うが、このタイミングが政治的に影響が少ないとみられる。両院議員総会はいつ開催されるのか。今週金曜日に臨時国会が召集されるため、その前だとすると、あすかあさってしかない。臨時国会の会期について自民党は5日間を提案しているが、野党側は難色を示し確定していない。