ニュース・気象情報 （ニュース・気象情報）
南西地域の離島などに部隊や装備を速やかに運べるようにするため自衛隊に新たに配備される輸送艦の進水式が広島県尾道市にある造船所で行われた。防衛省は有事の際などに陸上自衛隊の部隊や装備を離島などに運ぶ船舶専門の輸送部隊を来年3月に新設する計画。司令部は広島県の呉地区に置き、艦艇の運用は主に陸上自衛官が担うとしている。部隊には今回と同型の小型の輸送艦4隻と中型の輸送艦2隻、高速で航行できる輸送艇4隻の合わせて10隻を2027年度末までに配備する計画。防衛省は大小の島々が点在する南西諸島で迅速かつ確実な輸送が可能になり、防衛体制の強化につなげたいとしている。