自転車利用し 画期的に母国にコーヒー農家支援

2024年9月12日放送 12:41 - 12:49 テレビ朝日
大下容子ワイド!スクランブル 松岡修造 全力応援NEWS

GOOD COFFEE FARMS代表・カルロスメレンさんに話を聞いた。カルロスさんはコーヒー生産国・グアテマラ出身で、母国から年間50tのコーヒー豆を仕入れ、卸売り販売をしている。カルロスさんは内戦の影響で国を離れ、知人がいた日本に住むことになったという。自身がグアテマラ出身だと話すと、多くの人が「コーヒーの産地だね」と言ってくれるため、改めて母国のコーヒーの素晴らしさに気づいた。グアテマラのコーヒー農家と連絡を取り合い、コーヒーの輸入ビジネスを始めた。そこで目にしたのが、現地のコーヒー農家の貧困問題だった。カルロスさんは「悲しいし、そのあとは怒りが生まれた。救うことが私のミッションだと思った」と話した。現地の農家は、コーヒー豆を「脱穀」する技術を持つ人は少なく、栽培と収穫のみを行っている人が多かった。そのため農家の取り分は少なく、貧困が深刻化。コーヒー農家をやめる人も多かった。コーヒー農家の生活を助け、母国・グアテマラの素晴らしいコーヒーを世界に届けたいという思いから、カルロスさんは自転車パルピングの開発に着手した。東京・日本橋の映像。松岡修造のコメント。
コーヒーの製造工程には、コーヒーの実から種を取り出す「脱穀」のような作業がある。その作業を自転車のペダルをこぐことで、簡単に行えるようにしたのが「自転車脱穀機」。カルロスさんが開発した自転車脱穀機は、7年をかけて改良を重ね、現在のモデルが完成した。最新モデルの場合、1時間で1tの実を脱穀できるといい、一般的に使われる電動の脱穀機の倍の処理能力だという。GOOD COFFEE FARMS・カルロスメレン代表は「自分のお金で自転車脱穀機を作って、その後彼ら(小規模農家)にあげる」と話した。カルロスさんはこれをコーヒー農家に無償で提供することを決めた。すると手軽で運用コストも低いという利点から、現地の多くの農家から提供してほしいという声が殺到。現在は250人以上が所属する生産者団体に、約20台を提供している。グアテマラ現地生産者・イサイアスさんは「カルロスと出会って収入が3倍になった」と語った。イサイアスさんはカルロスさんと出会う前からコーヒーの生産をしていたが、赤字になりやめようとしていた。ところが収入が大幅に増え、今後もコーヒー農家を続けていきたいという。カルロスさんも新鮮なコーヒー豆を現地から仕入れることができる。松岡修造のコメント。
「自転車脱穀機」は貧困問題の解決になるだけでなく、電気や水、燃料を使わないため、コーヒー生産地減少の原因である地球温暖化の防止にもつながる。カルロスさんは生産者にも地球にも優しい発明をした。利用客は「サステイナブルでフェアトレードのコーヒーはあまりない」と話した。カルロスさんは「グッドコーヒーファームズは生産者にグッド、飲む人にグッド、地球にグッド」と語った。


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地球温暖化日本橋(東京)グアテマラGOOD COFFEE FARMSGOOD COFFEE FARMS Cafe & Bar

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