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高松市では特別支援学校に通う双子の平田泰一さん・祥大さんによる個展が行われた。左右で色と表情が異なる作品もあり、泰一さんは丸い目・祥大さんは写実的な作風が特徴となっている。特別支援学校に通う3年生となっているが、泰一さんは音に敏感であるとしてイヤーマフを付けながら生活をしている。2人は図鑑を見るのが大好きで下書きをせず一発勝負で作品を手掛けている。貴代美さんは見たものを覚えてそれをひたすら絵に描くとともに、集中したら描くのを夜中までやめないので好きなのだろうと思うと振り返った。今年5月に行われた個展には200点以上の作品が並び、35匹の動物を描いた大作も飾られていた。母・貴代美さんは2人で1つの動物を半分づつ描く作品を提案し、2人の個性を比較して楽しめるのが特徴。個展の中でも2人が楽しそうに創作を行う姿を見せていて、祥大さんはかわいいとかためになると思って見に来てくれたのは感激と話していた。そして、貴代美さんも絵が今後のために役に立てばという気持ちがあったが、今までと変わらず好きな時に描いて描きたくないときには描かなくていい、今まで通り動物を自然に描いてほしいと話す様子を見せていた。個展の作品は170点ほどが完売するほどだったといい、活躍の場も広がっている。