サタデーステーション 阪神・淡路大震災から30年 医療の教訓
だからこそ水谷和郎医師は、医療の世界を目指す学生らに向けて災害医療の厳しさを伝える活動をしている。阪神淡路大震災をきっかけに災害現場などに迅速に駆けつけるDMATが発足するなど見直された災害医療。首都直下地震では適切な治療を受けられずに死亡する「未治療死」が約6000人発生すると試算されている(日本医科大学・布施明教授らのデータ)。水谷医師は「災害医療の現実を知り、日頃から備えることが重要だ」「優先順位があるんですよっていうのを知ってもらうっていうのはやっぱり一般の方には大事かなと思います」などと話した。