サタデーウオッチ9 (ニュース)
かつて広く普及していたVHSテープ。すでに再生機の生産は終了しており、テープの劣化によって映像が見られなくなるおそれもある。きのうで発生から30年となった阪神淡路大震災。住民が撮影した映像を残そうという動きが出ている。神戸市に住む村田忠明さんは、震災当時の神戸の様子を撮影しビデオテープに残していた。村田さんはデジタル化することに。町が大きく変わった今、当時の映像を残す意義を感じている。村田さんが撮った映像のデジタル化をサポートした「人と防災未来センター」(神戸市中央区)。震災の資料などを収集、展示する役割を担っている。おととしから、家庭などにテープで残されている震災の映像を資料として保存する取り組みを始めた。提供者はDVDやUSBメモリなどに無料で映像をコピーして持ち帰ることができる。デジタル化したものはネットでも公開。家庭に残された貴重な映像を後世に伝えていきたいとしている。人と防災未来センター・福嶋純之災害資料専門員のコメント。