情報ライブ ミヤネ屋 (ニュース)
ロシア人観光客が、北朝鮮・平壌にあふれるスマホユーザーを目撃。急速に普及拡大中の北朝鮮に最新スマホ事情に迫る。この後、北朝鮮製スマホの実物が登場。ことし10月北朝鮮ツアーに参加したロシア人男性が撮影した、北朝鮮サーカス団の映像。北朝鮮ツアーに参加したロシア人観光客は1000人超。ツアー開始当初は多くの禁止事項があり参加者は不満を漏らしていた。受け入れ再開から8か月が経った今回は、平壌市内を周遊しながらガイドによる丁寧なアナウンスに変わっていた。ロシア人観光客の動画には、おととし完成し金総書記自ら設計した高級住宅、式典のリハーサル・本番、平壌の地下鉄などが映されていた。また有名人として李春姬アナウンサーが紹介された。李春姬アナウンサーは50年以上の功績がたたえられ金総書から住宅が無料で贈られている。地下鉄にも新たな発見が。地下約100mを走る2種類の車両があり、緑色の車両はレトロ調な内装で扉は手動で開けるが、もう一つの白い新型車両ではモニターが設置されテレビ番組が流される現代的な仕様になっていた。スマートフォン利用者の多さが特に目を引いた。
北朝鮮国内で急速にスマートフォンが普及。ことし4月放送・金日成主席生誕の祝賀行事では、ペンライトさながらにスマホを振り楽しんでいた。北朝鮮の携帯電話の所有者数は2009年7000人台だったのが、2021年には600万人台になり、約900倍に増加。4人に1人が携帯電話を保有したと推定される。金正恩総書記も愛用しており、折りたたみ式のスマホが机の上に置かれている写真や、プーチン大統領が平壌を訪れた際には側近がその様子をスマホで撮影する光景もあった。北朝鮮には10種類の携帯ブランドがあり、アプリで冷麺の出前や電子決済システムも開始されているという。一般人に対しては電磁波、細菌消毒方法も紹介されている。