死刑制度に反対している米国のバイデン大統領が、死刑囚40人のうち37人を仮釈放無しの終身刑に減刑すると明らかにした。バイデン氏は声明で「私はこれらの殺人者を非難し、卑劣な行為の犠牲者のために心を痛めている」とした上で、「死刑制度を廃止しなければならないと確信している」と決定に理解を求めた。バイデン氏は2021年7月から連邦政府として死刑執行を停止しているが、トランプ次期大統領は第1次政権時に17年ぶりに死刑執行を再開した経緯がある。トランプ氏の政権移行チームは「世界最悪の殺人犯も含まれており、ジョーバイデンの忌まわしい決定は被害者の遺族に対する侮辱だ」とコメントしている。