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厚生労働省は、原爆によって被爆し被爆者健康手帳を持っている人の数などを毎年取りまとめている。ことし3月末時点の全国の被爆者は9万9130人で、去年同時期比7695人減少。被爆者が10万人下回ったのは1957年に被爆者健康手帳の交付始まって以来初。また被爆者の平均年齢は86.13歳と、去年同時期比0.55歳増加。被爆者が住んでいる場所は、4万8310人の広島が最多で、次いで2万3543人の長崎、3957人の福岡、3307人の東京、3186人の大阪など。被爆の実相や核兵器廃絶への取り組みをどう継承していくかが課題。