ニュースウオッチ9 (ニュース)
経済対策の裏付けとなる補正予算案の採決がきょう、衆議院本会議で行われ賛成多数で可決された。委員会では、立憲民主党の求めに応じる形で自民・公明両党が提出した能登半島の被災地支援を充実させる内容を盛り込んだ修正案も可決された。
この修正案を反映させて、一部が修正された補正予算案が、衆議院本会議に緊急上程された。討論では、修正案を提出した一方、予算案には反対した立憲民主党・川内博史衆院議員は「バラマキは厳に慎み、真に必要な経済対策に支出を限定すべき」などと述べた。採決が行われた結果、補正予算案は賛成多数で可決されて、参議院に送られた。立憲民主党、れいわ新選組、共産党などは反対した。政府が国会に提出した予算案が、衆議院での審議の過程で修正されて可決されたのは、平成8年度当初予算以来で、補正予算では初めて。参議院では与党が過半数を確保していることから、補正予算案は今の国会で成立する見通しとなった。