イット! (ニュース)
新米価格の値上がりについて流通経済研究所の折笠俊輔が解説。JAから米農家への前払金が7月時点の見込みに比べて大きく上昇している。JA全農山形のつや姫は一俵あたり3万1000円で昨年度より59%上昇、JA全農にいがたのコシヒカリは一俵あたり3万円と昨年度より76%上昇している。要因としては高温障害や水不足、カメムシの大量発生など業界全体で不安感がある中で集荷競争が激化している。今後は東北や北海道で稲刈りが終わり、これが大不作となるとさらに価格が上がる予想。備蓄米はこのまま継続販売すれば年内にはなくなるとみられる。コメ増産体制に入ったが、すぐに価格することはない。