ワールドビジネスサテライト (ニュース)
今日は東京市場でも、昨日のアメリカの地方銀行株の急落が嫌気されて日経平均株価が下落した。足元のマーケットの状況について原田亮介は「ちょっと嫌な展開。アメリカの地銀株の急落は2023年春のシリコンバレーバンクの経営破綻以来だが、今回は不正の疑いがある融資で損失が発生したことが嫌気されている。リーマンショックのサブプライムローンのような見えざる損失、つまりどこに損失があるかわからないっていうことが一番問題になってる。」と指摘した。JPモルガンのダイモンCEOは「ゴキブリが1匹いるときはもっと隠れているものだ」とコメントしており、市場参加者は本当に疑心暗鬼状態となっている。そして円相場も、今日は久しぶりに一時149円台をつけてドル安円高が進んだ。原田は「円安の一服はやっぱり日本で高市トレード、海外投資家主導のやっぱり金余り相場、これが変調を少しきたしていることを象徴的に表している。月末の米中首脳会談がうまくいくのかというのも今後のポイントになる。」とコメントした。
