謎解き!伝説のミステリー 新説!忠臣蔵に隠された7つの謎がわかる 神社仏閣2時間SP
華蔵寺には吉良上野介の墓があり毎年命日の12月14日に法要が行われる。吉良は格式高い高家という役職に就いていた。吉良の死後、吉良家自体が高家の役職から解任される。幕府の中には吉良家を排除して朝廷と新たな関係を築きたいという思惑があった。吉良家日記には歴代の高家が年代順に記載されており、討ち入り後は公家出身ばかりになっている。
討ち入りがあったのは両国だが、浅野に斬りつけられた時に吉良が住んでいたのは江戸城のすぐそばだった。幕府の命令で警備が手薄な地域に移転していた。また大石内蔵助はお世話になった寺に宛てた手紙の中で、幕府は吉良邸を打ち破ることをとがめることなくその通りにさせておこうとしていると推察しているなどと記している。歴史学者・磯田先生は「大石を支持したい空気があった」などと見解を示した。