記憶定着のメカニズム 細胞が“脳の付箋”に

2025年10月19日放送 12:06 - 12:08 NHK総合
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理化学研究所などの研究チームは、記憶が定着する際の脳内のメカニズムを明らかにしようとマウスを使った実験を行った。その結果、おびえた行動をとっている時に脳の神経細胞の隙間を埋める“アストロサイト”と呼ばれる細胞が複数箇所で活性化していることがわかった。さらにこの細胞の活性化を抑えるとマウスがおびえにくくなり、強めるとおびえやすくなることがわかったということ。研究チームはこの細胞が付箋のような役割を果たすことで特定の体験を思い出しやすくし、思い出した時に記憶を定着させる働きをすることを初めて明らかにしたとしている。理化学研究所脳神経科学研究センターの長井淳チームディレクターは「ヒトの記憶に関わる病気の治療にも役立てていきたい」としている。


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理化学研究所アストロサイト理化学研究所 脳神経科学研究センター長井淳

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