診療科名に「睡眠科」 受診先”分かりやすく”/”梅雨シーズン”到来で 睡眠の量・質が低下↓/梅雨シーズンの快眠法「温度・湿度」の管理を/真っ暗・静かな 環境を

2024年6月10日放送 10:44 - 10:55 TBS
ひるおび! (ニュース)

厚生労働省は医療機関が掲げる診療科名に「睡眠科」を追加する方針を固める。「睡眠内科」「睡眠精神科」など組み合わせての表記を想定。診療科名の見直しは2008年以来となる。「睡眠にあてる平均時間」を見ると、1位南アフリカ(9時間13分)、2位中国(9時間2分)、3位米国(8時間51分)、日本は最下位(7時間22分)。調査33か国中最下位、睡眠障害は現代の「国民病」。「睡眠科」が追加されると、患者は一目で希望の診療科が分かる、医療機関は路上や駅での広告や看板で宣伝できるということになる。日本睡眠学会は今夏にも追加を求める要望書を厚労省に提出する予定。東京疲労睡眠クリニック・梶本修身院長によると例えば睡眠時無呼吸症候群の場合、現状では患者はどこを受診すればいいのか分からないことも。治療体制が整っているのは耳鼻咽喉科、呼吸器内科、心療内科などそれぞれ3分の1程度。今後は「睡眠耳鼻咽喉科」などとなり患者が分かりやすい。
今の時期は睡眠時間が短い?今年2月厚生労働省は「健康づくりのための睡眠ガイド2023」を策定。夏は冬季に比べ40分程度、睡眠時間が短くなると発表。なぜ今睡眠時間が短くなるのか?東京疲労睡眠クリニック・梶本修身院長によると日が長い(1)日の出が早いため目覚めが早くなる(2)活動量が増加し食事の時間が遅くなる。さらに夏は睡眠の量だけではなく質も低下。LINEアンケート「ここ1か月睡眠は十分にとれている?」。「いいえ」56%、「はい」44%。アンケートでは「夜中に何度も目が覚めて眠れなくなってしまう」「日中いつの間にか寝てしまう」など声が寄せられているという。「年代別適正な睡眠時間」を紹介。東京疲労睡眠クリニック院長・梶本修身院長は「10時間寝ても眠いとか夢を見るということであれば、それは睡眠の質が悪い可能性もある。10時間寝ないと体調崩すという人は大抵質が悪い。20分程度の昼寝を間に入れるのも良い」などコメント。
東京疲労睡眠クリニック・梶本修身院長に聞く、梅雨シーズンの快眠法。睡眠の質を上げるためには寝室の環境づくりがポイント。1つ目に温度&湿度管理。睡眠中は深部体温(脳や臓器など体の内部緒体温)を下げて臓器や筋肉、脳を休ませることが質の高い睡眠。理想は温度26度、湿度50%程度。6月の平均湿度は75%、エアコンの「ドライ」を活用、または除湿器を活用。湿度が高いと汗が蒸発できず深部体温が下がらないため、睡眠の質低下につながるという。2つ目は暗く静かにすること。眠っていても目や耳、鼻はずっと働いている状態。間接照明や眠っている間に音楽を流すのはNG。理想は真っ暗&静か。リラックスするために暗めの電気をつける、音楽を聴く、アロマなど香りを楽しむ。入眠前はOK、睡眠中はNG。


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