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カナダ総選挙の結果を決定づけたのは国内問題よりもアメリカのトランプ大統領への反感だった。トランプ大統領がカナダを奪おうとしているという自由党・カーニー首相の訴えに有権者たちが共鳴しアメリカから主権を守るという意思を示した結果となった。自由党の支持率は長らく低迷を続け今年1月始めには保守党との差は24ポイントにまで開いていた。しかしトルドー前首相が辞任する意向を表明しトランプ大統領が「カナダはアメリカの51番目の州になるべきだ」という主張を繰り返すと自由党の支持率は急上昇。一方の保守党・ポワリエーヴル党首は減税や移民抑制などトランプ大統領と近い政策を掲げカナダのトランプとも評され一時人気を博したがそれが仇となり今回議席を失った。カーニー首相は近くアメリカと関税をめぐって本格交渉に入る予定。