ワールドビジネスサテライト (ニュース)
アメリカの政策金利について、ブルームバーグテレビのインタビューに答えたベッセント財務長官は「9月に0.5%の利下げから始めて、一連の利下げを実施できるだろう。(政策金利は)1.5%~1.75%低い水準にあるべきだ」と発言。FRBは5会合連続で利下げを見送り、政策金利の誘導目標を4.25%~4.5%としている。ベッセント氏は「過度な金融引き締めだ」と指摘し、9月のFOMCで通常の2倍にあたる0.5%の利下げを要求した。ベッセント氏の矛先は日銀にも向けられ、「彼らは後手に回っている。利上げすることになるだろう」などと日本の金融政策について異例の言及を行った。口先介入ともいえるこうした発言を受けて外国為替市場では日米の金利差縮小が意識され、円買い・ドル売りで反応。ドル円相場は1円以上、円高ドル安が進んだ。きょうの日経平均株価は大幅に下落し、終値はきのうより625円安い4万2649円だった。