ひるおび (ニュース)
2025年産の新米価格をめぐり、JAと農家の交渉はすでに進んでいる。JAが示す金額は、1等米60キロで2万円台前半が中心。これは、2024年産の当初より約2~3割高いという。業界内では、スーパーの店頭価格が5キロ4000円前後で高止まりするとの見方もある。鈴木は、秋に出てくる新米は、田植え前から契約が進んでいる、民間業者はJAよりも高い値段で買い取りを進めた、その仕入れ値をベースにすると、5キロで3000円台後半から4000円前後になることが想定される、これから契約する分では値下がりするかもしれないなどと話した。加谷は、コメ不足の状態はまだ解消されていない、今はダブついているから、しばらくはいいとしても、長期的に考えると、生産量を増やしていかないと価格は安定しない可能性があるなどと話した。コメ価格を地域別に見ると、5kgあたりの平均価格の最安は東北で3259円、最高は東海で4232円となっている。鈴木は、西日本はコメの収穫時期が早い、コメが争奪戦になると、早く出てくるコメを高く買おうとする動きが出る、産地も保管倉庫も東日本に多いため、西日本では輸送費の影響を受け、値段が高くなるなどとし、コメ価格の地域差を是正するのは難しいが、備蓄米については、輸送費を政府が負担しているため、地域差が少なくなるなどと話した。加谷は、物価高対策について、短期的な対策と長期的な対策を切り分けて、各党の政策を比較・判断したほうがいいなどと話した。