イット! (ニュース)
イギリスの映像制作会社が生成したAI俳優のティリー・ノーウッドの映像が拡散され、ティリーをキャスティングしたいと複数のエージェントが名乗りを上げたという。一方でハリウッドでは強い拒否感も。「天使にラブ・ソングを…」などで知られるウーピー・ゴールドバーグさんは、突然5000人の俳優たちから生成されたものを相手にすることになるとしている。これに対し映像制作会社のCEOは、AI俳優は人間の俳優と比較されるものではなく独自のジャンルとして評価されるべきだとしている。こうした中、AI国際映画祭が来月日本で初開催される。40以上の国・地域から400本以上の応募が寄せられているという。開催の意義について発起人の栗本一紀さんは、映画作りに金銭面などでハードルがあったがAIを使うことにより100分の1・1000分の1の予算でできるようになった、映画の民主化が始まっていると話した一方で、これまでAIが学習したものの中に著作権に引っかかるものが出てくる、業界の中でルールを作っていくことはまず先決だと指摘した。