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小泉農水大臣は、この約10年で最大の増産なのでコメが足りなくなる状況にはないことをご理解いただき必要な時に必要なだけ安心して買い求めて頂きたいと話した。今年の主食用のコメの収穫量は747万トンと、去年より68万トン増加して2016年以来9年ぶりに740万トンを超えた。収穫量が増加した理由として、多くの地域で天候に恵まれたことや作付面積が増加したことなどがある。最新のコメの平均価格は5kg4205円と、新米が出回りはじめてから高止まりが続いている。創業70年のコメ卸売業者ギフライスの恩田喜弘社長は、新米スタート時点は渇水や高温で今年もとれないのではと市場が過熱したが、色んな産地のコメを収穫してみたら多くとれている雰囲気と国から増産になるとの公表もあったので一気にコメはあるとの環境に変わったと話した。ギフライスによると、生産地にはコメが余っている状況とのこと。恩田社長は、最近は新米スタート時点から生産者と卸の逆転現象が起きてきていると話した。生産地にとって値下げのギリギリラインはJAの概算金で、それくらい下がれば小売価格は今より5kgあたり500円程度値下がりするという。手に取りやすくなる時期については、年明け以降ぐらいに多少じわじわ下がって来ると話した。