2025年10月10日放送 16:48 - 18:50 テレビ朝日

スーパーJチャンネル
井澤健太朗と森山みなみが<ニュースのハテナ>を深掘り

出演者
久保田直子 井澤健太朗 手塚悠介 佐々木快 森山みなみ 
(ニュース)
速報 連立離脱を通告 公明党なぜ強気

自民党と公明党のおよそ1時間半に及ぶ党首と幹事長による会談で、公明党が連立政権の離脱を通告した。政治とカネの問題をめぐって公明党が突きつけていたのは、企業・団体献金の受け皿を政党本部と都道府県連に限定する規制強化案。これに対し自民党は、約7800の政党支部が献金を受け取れず献金額が激減するとして難色を示していた。昨日「報道ステーション」に出演した高市総裁は、県連に全部お金が集まる方がチェックが働かないのでは、透明性が一番大事だと話していた。公明党の斉藤代表は、自民党の回答は誠に不十分で極めて残念、政治とカネに対する取り組みは公明党の一丁目一番地だとし、選挙についても自民党からの推薦は求めない、自民党候補への推薦も行わないと述べた。公明党の企業・団体献金の要求は自民党の心臓部をもぎ取るような話で、公明党はあえて自民党が取れないボールを投げており離脱ありきという見方もある。公明党は参院選後も放置され総裁選でも野党連携の話ばかりで斉藤代表はかなり怒っていたという。また高市総裁は総裁選翌日に国民民主党の玉木代表と面会しており、不信感を抱いた可能性が指摘される。支持団体の創価学会幹部も離脱やむなしの強硬姿勢だった。高市総裁の後ろ盾である麻生副総裁が公明党・創価学会と距離があり人事で配慮が欠けたことも離脱の背景とみられる。新型コロナウイルス蔓延により初めて非常事態宣言が出された2020年4月に実施された現金10万円給付は当時の公明党山口代表が要望したもの。この時は安倍総理が丸のみしたが今はそのパイプが無いという。公明党からは自民党新執行部に本音で話せる人がいないという声がある。また執行部に収支報告書への不記載があった萩生田幹事長代行を加えたことも公明党との溝を深めた。昨日高市総裁は公明党にパイプを持つ菅元総理と会談したが、菅元総理も今回は無理だろうと周囲に漏らしたという。

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立憲民主党の野田代表は、メリットを自民党も受けてきたはずなのに慣れすぎて経緯と感謝が足りなかった、公明党とは政策的に近い部分があると思う、もともと親和性はあると話した。国民民主党の榛葉幹事長は、公明党も良識ある党だと思っているので離脱してはい終わりではないと思う、公明党の政治とカネに対する覚悟はよくわかっていると話した。自民党は国民民主党と連立を組んだとしても衆議院で過半数に届かなくなる。公明党にとって連立離脱は野党になる事を意味する。斉藤代表は、我々は小さい存在で我慢してきた面もたくさんある、枠組みから離れるのである意味自由にいろいろな提案が出来る、自民党は与党とはいえ少数なので、そういう中で他党との連携の中で政策実現をしていくと話した。自民党の高市総裁は会見で、総裁が高市氏になったことで連立が破棄されたのかとの質問には、「私からも伺ったが今回の総裁選挙で誰が選ばれても同じ。前執行部に対しても何度も申し入れてきた課題だが速やかに対応されていないので支援者も大変疲れているとの話があった。公明党案をのむかこの場で返事をもらいたいということだったので、私と幹事長2人で決めるのは党の文化やルールではないので残念ながらお受けできなかった」と話した。小泉農水大臣は、26年間自公という枠組みの中で様々な政策実現に尽力いただいた事に対する感謝と敬意を表するべきだと話した。国民民主党の玉木代表は、「政治とカネの問題に終止符を打ちたいという強い意思の表れだと受け止めた、今後も公明党とは政治とカネの問題について現実的な解決策を提言し実現するために力をあわせていければ」と話した。立憲民主党の野田代表は、本当に思い決断を下されたと話し、首班指名で斉藤と書く選択肢はとの問いには、あまりにもとっぴなことをいきなり言っては失礼になると話した。日本維新の会の藤田共同代表は、「少数与党がさらに少数になって国会の意思決定が非常に難しい。各党と真摯に協議をしていく、野党同士のコミュニケーションも含めて取り組んでいきたい」と話した。

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速報 自民党が緊急役員会を開催

自民党は緊急役員会を開催している。高市総裁は来週までの結論持ち越しを描いていたが、一方的に連立離脱を通告されたのは想定外だった。高市総裁は、夕方に予定していたテレビ出演などを全てキャンセルした。緊急役員会は元々は企業団体献金の規制強化案を話し合う場としたかったという。高市氏の読みが甘いとの声が執行部側からも出ており、閣僚経験者からは、このまま選挙をすれば落選者がたくさん出る、高市総裁の責任はどうするんだとの声も出ている。公明党が野党宣言をする中で高市氏が総理大臣になれるのかはますます見通せなくなった。自民党としては国民民主党や日本維新の会など他の野党との連携も急いで探っていくことになる。

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速報 石破総理が戦後80年メッセージ

石破総理大臣が戦後80年のメッセージを発表した。1940年に戦争の泥沼化を批判した「反軍演説」をめぐっては、議員の役割を果たそうとした稀有な例だったが議事録は3分の2が削除されたままだと疑問視し、歴史に学ぶ姿勢の重要性を指摘し、健全で強靭な民主主義が大切と強調した。

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速報 コメ収穫量9年ぶり高水準

小泉農水大臣は、この約10年で最大の増産なのでコメが足りなくなる状況にはないことをご理解いただき必要な時に必要なだけ安心して買い求めて頂きたいと話した。今年の主食用のコメの収穫量は747万トンと、去年より68万トン増加して2016年以来9年ぶりに740万トンを超えた。収穫量が増加した理由として、多くの地域で天候に恵まれたことや作付面積が増加したことなどがある。最新のコメの平均価格は5kg4205円と、新米が出回りはじめてから高止まりが続いている。創業70年のコメ卸売業者ギフライスの恩田喜弘社長は、新米スタート時点は渇水や高温で今年もとれないのではと市場が過熱したが、色んな産地のコメを収穫してみたら多くとれている雰囲気と国から増産になるとの公表もあったので一気にコメはあるとの環境に変わったと話した。ギフライスによると、生産地にはコメが余っている状況とのこと。恩田社長は、最近は新米スタート時点から生産者と卸の逆転現象が起きてきていると話した。生産地にとって値下げのギリギリラインはJAの概算金で、それくらい下がれば小売価格は今より5kgあたり500円程度値下がりするという。手に取りやすくなる時期については、年明け以降ぐらいに多少じわじわ下がって来ると話した。

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