news zero (ニュース)
台風22号が伊豆諸島に接近。今夜八丈島では防災無線で備えを呼びかけ。気象庁は八丈町と青ヶ島村に暴風・波浪特別警報を発表していたが、今夜新たに利島村、新島村、神津島村、三宅村、御蔵島村を追加し、最大級の警戒を呼びかけた。26年間八丈島で暮らすスーパー店長は今回予想されている最大瞬間風速70メートルについて「経験ない」と話す。スーパーのシャッターを閉め角材を設置し対策をしていた。またスーパーには台風に備え多くの客がきたほか、船が欠航している影響で商品在庫が少なくなっていた。あすは定休日で自宅で過ごすというが、停電すると冷凍食品が溶けるので心配だと店長は話していた。2018年に関西空港などに被害をもたらした台風21号の最大瞬間風速は58.1メートル、2019年に千葉に被害をもたらした台風15号の最大瞬間風速は57.5メートル。今回の台風はさらに強い風が吹くと予想されている。2013年に撮影された風速75メートルの実験では、窓ガラスが割れ、室内の家具がなぎ倒された。これに匹敵するような暴風にあす見舞われる予想の伊豆諸島。50年前には最大瞬間風速67.8メートルの台風が直撃していて、甚大な被害が出た。伊豆諸島ではあす明け方から朝にかけて雨・風ともにピークとなる予想。垂直避難など命を守る行動を呼びかけた。強風への備えは静岡のゴルフ練習場でも。普段は0時まで営業しているが、きょうは午後3時までの営業とし、スタッフ3人がかりでネットを下げていた。あすは関東南部の沿岸部でも暴風などに注意。