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先月東京・羽田空港の沖合、海洋散骨の体験クルーズが行われた。この数年海洋散骨の希望者が増えている。ハウスボートクラブ代表・赤羽真聡は、2年前ぐらいからお客様から墓じまいをして散骨したいんだけどっていうのが結構続いたという。散骨の中の一つ、海洋散骨が行われた件数は去年約2600件と5年間で2.5倍に増えた。NPO法人らしさ終活アドバイザーの山田静江副理事長は、「1つには継ぐ人がいない」などと説明する。墓を守り続ける人が途絶えるため代々の墓をしまい最新式の納骨堂に切り替える人も増えている。都内の納骨堂は最大4500家の遺骨が収容でき、永代供養を頼む人も多い。自分の供養方法の希望について、ある企業が行ったアンケートでは「散骨」が1位に(アルバリンク調べ)。去年8月に妻を亡くし、宮城・松島の海に海洋散骨した男性。先月初盆を迎えた。亡くなった大切な人とその後どう向き合うか、その形は多様化している。