首都圏ネットワーク (ニュース)
東京23区の去年1年間の消費者物価指数の速報値で生鮮野菜が前の年より9.8%値上がりした。キャベツの栽培を行っている千葉県銚子市の農家で今、収穫しているのは去年の秋ごろに苗を植えたキャベツ。しかし生産量は例年より減少。植え込みの時期に雨が多く根づきにくかったうえ年末からは雨が少なかったことが影響している。こうした影響は青果店にも及んでいる。キャベツやねぎが去年の同じ時期に比べて2倍ほどになり葉物野菜を中心に売れ行きが落ち込んでいる。生鮮野菜は去年1年間を通して見ても前の年より値上がりしている。東京23区の去年1年間の消費者物価指数の速報値では前の年より9.8%値上がりした。品目別に見るとたまねぎは26.5%、白菜は23%、キャベツは21.6%前の年より値上がりした。専門家は気候変動に対する農作物全般の対応策が必要だと指摘している。