モーサテ (ニュース)
訪日外国人客数の発表について武田淳の解説。11月までで、すでに3338万人。過去最高を更新している。12月の数字はさらにどこまで上積みしていくかが第一の注目。去年の動きを見ていると7月以降300万人を超えたあたりから少しペースが落ちてきている。もう一つ去年12月に韓国で非常戒厳があって政治が混乱しウォン安が進んでいるので今一番来ている韓国からの観光客が減るという可能性もある。そのあたりも12月の注目だと思う。今年の春に中国人のビザの緩和が予定されており、4月13日に大阪・関西万博開幕するのでそのあたりが盛り上がってくれば4000万人というのが視野に入ってくると思う。CPIについて山本雅文の解説。今英国がトリプル安になっているので注目。背景としてスターマー政権の財政健全化姿勢への懸念ということに加え景況感が悪化している中でインフレが再加速の兆候があるというスタグフレーション懸念が高まっているところもあるのではないか。一方で米国の場合は景況感の改善とともにインフレも上振れしているというような形になっている。利下げ期待後退、金利上昇でドル高だが米国の10年金利もかなり高い水準。金利上昇がむしろドル安円高につながっているのではないかと思う。