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新型コロナウイルスは、5年前の1月15日に国内で初めて感染者が確認された。厚生労働省の人口動態統計によると、新型コロナに感染して死亡した人の数は、去年8月までに13万2000人余りとなっている。このうち65歳以上の高齢者は、全体の95.7%を占めている。おととし5月からは、感染症法上の位置づけが5類に変更され、患者や医療機関への公費支援も縮小されたが、最近は再び感染が拡大する傾向にあり、感染したあとにけん怠感などが続く、いわゆる後遺症に悩む人も後を絶たない。去年10月からは65歳以上の高齢者などを対象に、新型コロナワクチンの定期接種が始まっていて、厚生労働省は“依然として健康に影響を与える感染症であることに変わりはなく、特に対象となる人はワクチンの接種を検討してほしい。また高齢者に限らず、手洗いなど、基本的な感染対策を徹底してもらいたい”と呼びかけている。