ひるおび (ニュース)
日銀の政策金利引き上げに伴って今月から大手メガバンクが金利を引き上げるということで、普通預金の金利は0.1%が0.2%になる。去年3月のメガバンク3行の普通預金金利は0.001%だったので200倍になる。例えば100万円を預けた場合、金利0.001%では1年間の利息は10円だったが、0.2%になると2000円になる。金利上昇に伴って預金金利のアップによって保有資産が増えるメリットがあり、一方で住宅ローンなどの支払利息が増加するなどのデメリットもある。メガバンクの金利引き上げに伴って地方銀行やネット銀行でも金利引き上げによる預金争奪戦が起こっている。山口県の西京銀行では新規口座を解説して預金残高が100万円以上の人に5万円をプレゼントするキャンペーンを行っていて、北陸銀行では新規口座開設後に給与振り込み口座指定することで5000円のギフトカードがもらえるなど様々なキャンペーンが展開されている。一方デメリットとして住宅・自動車など各種ローンの利息が増えることがあるが、中にはローンを利用していなくてもローンを組んでいる不動産の価格高騰など間接的な影響は出てくるとみられている。加谷珪一氏は「程よい金利であれば社会にお金が循環することを促進するので良いことだと思う」など話した。こうした中金の価格が今月19日に1gあたり1万6058円と過去最高額を記録している。加谷氏は「金は安定資産である側面から有事の際に値を上げる傾向があり、トランプ政権の関税や中東情勢の緊迫化など不透明な世界情勢によるものだと考えられる」など話した。