ワールドビジネスサテライト (ニュース)
先週水曜日、テレビ東京の単独インタビューに応じた金融庁・井藤英樹長官。就任前に手がけていたのが投資枠の上限を年間120万円から360万円に引き上げた新NISAの実現。1月からの半年で口座開設数は244万件と、前の年の2.4倍になっている。投資額は、7兆5000億円で、4.1倍と急増した。この実績について井藤長官は「非常に手応えを感じている、期待以上というのも微妙だがとりあえずいい形で導入ができてよかった」などと話した。一方、このところ激しかった株価の乱高下。個人投資家からは不安の声があがっているが井藤長官は株価が変動するからこそ、長期での運用が重要だと強調した。今後、さらに投資枠を増やすなどのNISA改革については「より使い勝手を良くするようなところがあれば、状況をみながらさらに制度を良くするためにどうしたらいいか考えている」などと話した。